【移住者が語る】沖縄・読谷村の魅力は?地元で愛されるおすすめ観光・グルメスポットも紹介
※本記事の内容は、執筆時点における各ホテル・施設の公式ウェブサイト等の公表情報をもとに作成しております。実際のサービス内容・価格・営業状況等については、必ず各ホテル・施設に直接ご確認ください。ご利用・ご予約等はご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。
「日本一人口が多い村※」としても知られる、沖縄本島の中部に位置する読谷村。那覇から車で約1時間の距離にありながら、今も自然豊かな風景とローカルな雰囲気が色濃く残る村です。
※参考:日本記録認定協会
美しい海岸線にはニライビーチや残波ビーチ、メロディービーチなど、個性豊かなビーチが多数。やちむんの里や御菓子御殿の本店といった、沖縄らしい文化とグルメも楽しめます。
そこで今回は、実際に読谷村に移住して暮らしているかずなり様(おきぶら)に、魅力やおすすめ観光・グルメスポットなどのお話を伺いました。実際に移住・観光する前に知っておきたい情報なども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
今回インタビューにご協力くださった「かずなり様(おきぶら)」

夫婦が教える沖縄旅行とホテル・グルメ・観光情報サイト「おきぶら」を運営する、沖縄移住歴9年以上のインフルエンサー。沖縄をこよなく愛し、県内50件以上のホテルと500件以上の飲食店を巡り、その魅力をInstagramやWebで発信している。他では見つからない沖縄の魅力をお届けします。
- ・WEBサイト:https://okibra.com/
- ・Instagram:https://www.instagram.com/okibra_/
※本記事は2025年10月7日時点での情報に基づいて執筆しております
※引用元の記載がない画像は、かずなり様(おきぶら)よりご提供いただいたものです
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目次
基本情報~読谷村~
| 人口 | 約40,000人 |
|---|---|
| 面積 | 35.17km² |
| 地図・マップ | |
| 公式サイト (読谷村) |
https://www.vill.yomitan.okinawa.jp/index.html ※「沖縄県 読谷村役場」が運営 |
| 公式サイト (読谷村観光協会) |
https://www.yomitan-kankou.jp/ |
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読谷村の魅力は「ビーチ&カフェ・グルメスポット&特産品が多いこと」
――そもそも読谷村とはどんな村ですか?
ちょうどいい田舎感のある村です。
廃れているわけでもなく、適度にお店もあり、海もあります。「沖縄の特産品」と呼ばれるものもいろいろとあって、僕としては過ごしやすい場所です。
――どんな人が多く住んでいるのですか?
性別や年齢でいうと、まんべんなくいるかと思います。特に高齢者が多いわけでもありません。
移住者かどうかでいうと、最近移住者の方も多いと思います。移住先の人気ランキングでは上位とまではいかなくても、移住先として選ばれる村に入っていますからね。
――実際に読谷村に住んでみて感じた魅力は?
まず、とにかくビーチが多いです。
読谷村の南部にある渡具知(とぐち)ビーチから、北部にある残波岬までの西海岸沿いには、たくさんのビーチがあります。
だから、今日はどこに行こうかとその日の気分で選べます。海に行きたいと思ったら、いくらでも行けますね。
二つ目は、カフェやグルメスポットが多いことです。実は読谷村にはおしゃれなカフェやグルメが多くて、観光客にも言えますが、村の中だけでも生活が完結しやすいです。わざわざ都心部に出なくても十分満足できます。
三つ目は、特産品が多いこと。たとえば、有名な泡盛・残波(ざんぱ)は読谷村で造られています。
※残波(おきぶらのかずなり様による提供)
※残波(おきぶらのかずなり様による提供)
※残波を造っている工場(おきぶらのかずなり様による提供)
また、紅いもタルトの発祥地でもある、御菓子御殿の本店も読谷村にあります。
※御菓子御殿の本店(おきぶらのかずなり様による提供)
そういう意味でも地元の産業がしっかりとしていて、のどかで誇れる場所です。
なので、那覇などの中心部に出なくても、読谷村内で十分満足に暮らせますね。
――読谷村は「日本で一番人口の多い村」ですが、やはり生活のしやすさも大きいですか?
はい、大きいと思います。
あと、子育てのしやすさもあると思いますね。沖縄全体にもいえますが、読谷村も子育て支援が手厚いと聞いています。
読谷村で行われている子育て支援(一例)
| 支援名 | 内容 |
|---|---|
| 産後ケア事業※1 |
【利用できる方】 【内容】
【利用料】 |
| こども医療費助成制度※2 |
令和4年4月1日の診療分からの入院・通院ともに、読谷村に住所を有する子どもで0歳~中学3年生(15歳になった最初の3月31日まで)までの医療費(保険適用分)の支払いが医療機関等の窓口にて無料(現物給付)。 |
※1 参考:産後ケア事業
※2 参考:こども医療費助成制度
――今後人口が増えるにつれて、どんどんと住みやすい街になっていきそうですね。
はい、そう思います。
最近は村内でもいろいろと開発が進んでいて、インフラも整ってきています。歴史を辿ると、もともと読谷村の多くは米軍基地でしたが、少しずつ返還されて生活できるエリアが広がっています。
読谷村で行われた開発例(一例)
| 開発例 | 内容 |
|---|---|
| 読谷リゾート北地区開発計画※1 | 村内海辺の12.5ヘクタール敷地にて、宿泊施設や飲食施設を開発 |
| 土地区画整理事業(大木南地区)※2 | 村の南部・大木南で土地区画整理が完了し、住宅建設が加速 |
――移住を考えている人向けに、読谷村で日常生活を送る中で便利に感じる点は?
沖縄に来た以上、やはり海が近いのはいいと思います。
休みの日、僕と妻は朝にビーチに行って泳ぐことが多いです。泳いだ後に村内のパン屋さんに行って、おいしいパンを買って朝ごはんに食べる、または買って持っていき海を見ながら食べる。そんな過ごし方が最高なのですよ。
――まさに理想の休日といった感じです。パン屋さんもあるのですね。
はい、読谷村にはおいしいパン屋さんが多くて、「今日はこっちにしよう」「あっちにしよう」と気分によってわけてます。
※読谷村にある「パン屋 水円」(おきぶらのかずなり様による提供)
※読谷村にある「ぱん工房おとなりや」(おきぶらのかずなり様による提供)
あと、つい最近スターバックスが2店舗目ができました。おそらく米軍基地の関係もあるのですが、沖縄は全体的にスタバの店舗数が35店舗※1と多いです。以前調べたのですが、人口10万人あたりの店舗数でいうと、東京に次いで全国2位※2です。
※1 参考:スターバックス コーヒー ジャパン
※2 参考:とどラン
なので、朝ではなく夕方や夜の場合は、スターバックスでコーヒーを買って、海に行ってゆっくりとすることもできます。
――逆に少し不便に感じる点は?
まず、高速道路のインターチェンジ(IC)がないことです。今後作る計画もあるようですが、現時点では交通の便が少し悪いです。
あとは、村内に大きな病院が少ないこと。クリニックはあるのですが、総合病院や産婦人科は多くありません。もし子どもができたり、救急の場面があったりすると、少し距離がある分だけ不便に感じるかもしれません。
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読谷村のおすすめスポットは「やちむんの里や残波岬公園など」
――読谷村のおすすめスポットは?
まず、30~50代が好きそうな場所でいうと、「やちむんの里」は外せないです。
やちむんは沖縄の方言で「焼き物」を意味する言葉で、やちむんの里には陶芸の工房やショップが集まっています。個人で制作している方のお店も多く、タイミングがよければ、実際に作っている様子が見られます。
※やちむんの里にある工房(おきぶらのかずなり様による提供)
お皿やコップなど定番の食器類のほかに、最近は箸置きやスプーンなどの小物も多くて、デザインにこだわった作品もたくさんあります。キャラクター的なシーサーもありますね。
※やちむんの里で売られている食器(おきぶらのかずなり様による提供)
作家さんによってテイストが違うので、ただ見て回るだけでも楽しいですよ。
――やちむんの里以外で、ここはぜひ行ってほしいという場所はありますか?
他におすすめしたいのが、世界遺産でもある「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」です。戦時中の跡地というか、歴史的にも貴重な場所です。石垣で囲まれた城跡ですが、階段を上がって石垣の上まで登れます。
※座喜味城跡の石垣(おきぶらのかずなり様による提供)
そこからは読谷村の街並みと、その奥に広がる海を一望できます。本当に景色が綺麗です。僕の母も気に入っていて、歴史が好きな人にもおすすめのスポットだと思います。
※座喜味城跡の敷地内(おきぶらのかずなり様による提供)
――他におすすめスポットはありますか?
今度は子連れの方におすすめしたいのが「残波岬(ざんぱみさき)公園」で、先ほど話に出た残波岬辺りです。
まず、残波岬の灯台が凄いです。沖縄県内にはいくつか灯台がありますが、実は登れる灯台は二つしかありません。一つは残波岬灯台で、もう一つは石垣島にあります。
※残波岬の灯台(おきぶらのかずなり様による提供)
※残波岬の灯台と夕日(おきぶらのかずなり様による提供)
実際に上まで登ると見晴らしが良くて、天気がいい日は海の透明度まで分かります。
※残波岬の灯台から見た景色(おきぶらのかずなり様による提供)
あと、「大獅子(だいしし)」という巨大なシーサーがあります。日本一というか、実質世界一大きいシーサーといわれています。
※大獅子(おきぶらのかずなり様による提供)
写真だと小さく見えるかもしれませんが、実際は非常に大きいです。大人がシーサーの足元の石垣の前に立っても、頭よりも高いです。観光客も写真をよく撮っていますね。
そのすぐ隣には広い芝生の公園があって、子どもを自由に遊ばせられるようになっています。遊具もあり、お金もかからないので、子連れにはありがたい場所かと思います。
※残波岬公園(おきぶらのかずなり様による提供)
さらに公園の奥には、「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」というホテルがあります。去年リニューアルされたばかりで、非常に綺麗です。このホテルに泊まって、日中は公園で遊ぶのもありだと思います。
※グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(おきぶらのかずなり様による提供)
また、ホテルの食事会場が見たことないほどに広くて、結婚式の大きいホテル会場みたいで驚きました。あまりの広さに、僕も妻も少しビビりましたね…(笑)
※グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートの食事会場(おきぶらのかずなり様による提供)
ホテルには、プールや大きなスライダーなどもあります。ホテルでおいしい食事をして、昼間は公園やプールで遊ぶ。まさに楽園という感じですよ。
※グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートのスライダー(おきぶらのかずなり様による提供)
ホテルのすぐ奥には残波ビーチもあり、海水浴やマリンアクティビティもでき、夕日の絶景スポットとしても人気です。
※残波ビーチ(おきぶらのかずなり様による提供)
ホテルの目の前には、先ほどお話しした御菓子御殿の読谷本店もあります。紅いもタルトを食べられるのはもちろん、工場見学も少しできますし、実際に作っているところも見られます。
――灯台にシーサー、公園、ホテル、ビーチ、お菓子の本店と何でも揃っていますね。
はい、その通りです。
カップルでも家族連れでも楽しめる、何でも揃ったエリアだと思います。子どもからしても最高ですよね。親としても安心して遊ばせられるし、観光と学びの両方を楽しめます。
ここに来れば、もう全部揃っていて間違いないといった感じですね。
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「バンタカフェ」から見える景色が最高!読谷村らしさを感じられる
――他にもおすすめスポットはまだありますか?
はい、グランドメルキュールから車から5分ほどの場所にある「バンタカフェ」というお店です。星野リゾートが運営しているカフェで、海の見えるカフェとして人気ですね。ちなみにバンタは沖縄の方言で「崖」という意味です。
※バンタカフェ(おきぶらのかずなり様による提供)
その名通り崖の上に造られていて、建物のデザインがおしゃれです。景色が最高で、海辺まで階段で降りられて、真っ青な海を一望できます。夕日も綺麗で、営業時間が日没後1時間までと決まっています。
※バンタカフェのドリンクと綺麗な海(おきぶらのかずなり様による提供)
※バンタカフェから見える夕日(おきぶらのかずなり様による提供)
私たちはまだ見たことがないのですが、クジラシーズンになると沖の方で泳いでる姿も確認できるそうです。
カフェで注文したドリンクやフードは好きな席で楽しめます。テーブル席もあれば、畳のあるテラス席もあり、砂浜に降りる途中のスペースでも食べられます。
※バンタカフェのテラス席(おきぶらのかずなり様による提供)
夏場は風が気持ちよくて、ドリンク片手にパソコン作業している人や、本を読んでいる人、お昼寝している人もいますね。
※バンタカフェの店内にある席(おきぶらのかずなり様による提供)
カフェからビーチまで揃っていて、読谷村らしさを感じられる場所です。
――他にもまだありますか?
バンタカフェから車で3〜5分ほどの場所に、「体験王国むら咲むら」という施設があります。
※体験王国むら咲むらの入り口(おきぶらのかずなり様による提供)
建物は少し古いですが、琉球の昔ながらの町並みを再現していて、その中でいろいろな体験ができます。たとえば、シーサーの色塗り体験や琉球ガラスの制作体験、沖縄家庭料理体験、紅型(びんがた)染めなど、ものづくり系のワークショップが豊富です。
※シーサーの色塗りをしている様子(おきぶらのかずなり様による提供)
子連れはもちろん、物づくり体験がしたいけど、時間が限られているという家族旅行にもぴったりです。ここに来れば、一通りの体験ができるので、コンパクトに旅を楽しめます。
さらに毎年冬になると、「むら咲むらランタンフェスティバル」というイベントが開催されます。11月頃から翌年3月頃まで、敷地内に何千ものランタンが飾られます。
※ランタンフェスティバルを楽しんでいる様子(おきぶらのかずなり様による提供)
規模は本土のイルミネーションほど大きくはありませんが、琉球建築の町並みをランタンで彩る光景は幻想的です。プロジェクションマッピングも行われていて、ここならではの雰囲気があります。
※幻想的に彩られた赤いランタン(おきぶらのかずなり様による提供)
しかも、読谷村は中日ドラゴンズのキャンプ地で、このランタンフェスでもドラゴンズを意識した青と白のランタンが並ぶエリアがあります。夜は本当に綺麗ですね。
※中日ドラゴンズを意識した青と白のランタン(おきぶらのかずなり様による提供)
――カフェに体験施設まで本当に何でもありますね。
地図で見ると、グランドメルキュールからバンタカフェ、そしてむら咲むらまでが一本道のように並んでいます。途中にはビーチもたくさんあるので、どこに寄っても楽しめます。
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最もおすすめしたいビーチは「ニライビーチ」
――特におすすめのビーチはありますか。
一番おすすめなのは「ニライビーチ」で、ホテル日航アリビラという有名なホテルの目の前に広がっています。
ニライビーチは本当に綺麗で、数日前に行ってきましたが、やはり最高でしたね。
※ニライビーチ(おきぶらのかずなり様による提供)
ニライビーチは珍しく年中遊泳可能なビーチで、冬でも泳ぐことが可能です。もちろん冬は寒いですが、泳ぎたい人はいつでも海に入れます。外国人観光客の方など、季節を問わず泳いでいる人も多いです。
あと、個人的に好きなのが「メロディービーチ(ナッコーリ浜)」です。ニライビーチから少し南下した場所にあります。名前はメロディービーチでも、ナッコーリ浜でも通じます。
※メロディービーチ(おきぶらのかずなり様による提供)
※メロディービーチで楽しんでいる様子(おきぶらのかずなり様による提供)
ここにはブランコがあり、非常にフォトジェニック※です。
※「写真に写すと、特に美しく見える(場所)」という意味
ウミガメの産卵地としても知られていて、看板にも「ウミガメが産卵に来る浜」と書かれています。ウミガメが産卵できるのはわりと綺麗な砂浜と海がある証拠で、この辺りではサンゴの養殖も行われていて、海の環境を守る活動している方々が丁寧に手入れをされています。
また、このエリアではフォトウェディングもよく行われています。フォトウェディングは商用になるのですが、読谷村は全体的にフォトウェディングなどの撮影に寛容な地域なのですよ。
すぐ北の恩納村(おんなそん)はリゾート地として有名ですが、商用撮影をする場合は申請が必要です。
でも、読谷村は「みんなの海だから、大切に使ってくれればOK」というスタンスで、非常にオープンです。だから、夏に行くと、大体1〜2組くらいはフォトウェディングを撮影している様子を見かけます。
メロディービーチは自然も美しく、人の温かさも感じられる場所といえると思います。
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最もおすすめしたいグルメスポットは「豚尾&石窯ピザ酒場まるき」
――読谷村でおすすめのグルメスポットは?
一番おすすめしたいのは「豚尾(とんび)」で、豚のホルモン専門店です。沖縄料理っぽくないのですが、非常においしいです。
※豚尾の店内の様子(おきぶらのかずなり様による提供)
僕はレバーが大の苦手なのですが、ここの豚レバーだけは食べられました。大将に「騙されたと思って食べてみろ」と言われて食べたら本当においしくて…(笑)
※豚尾の豚レバー(おきぶらのかずなり様による提供)
メニューの中に「ホルモン盛り」があり、レバーやハツ、その他の部位が大ぶりで出てきます。量はたっぷりなのに、値段は良心的です。沖縄も全体的に物価が上がっていますが、ここはまだ安くて品質もいいです。いっぱい飲んでしっかり食べても、一人3,000円程度です。
※豚尾のホルモン盛り(おきぶらのかずなり様による提供)
品質がどれほどいいかというと、冷凍しないお肉を使っているので、時間が経ってもドリップ※が出ないのです。
※冷凍・解凍したときに、肉の細胞内の水分やたんぱく質が外に流れ出た液体
ちなみに冬になると、プロ野球のキャンプ地なので、選手たちもよく来るようです。有名人のサインもたくさん飾ってあり、地元でも愛されているお店です。
※豚尾の店内に飾られたサイン(おきぶらのかずなり様による提供)
――他にもおすすめのグルメスポットはありますか。
はい、「石窯ピザ酒場まるき」というピザ屋です。
住宅街の中にひっそりとあるプレハブ風のお店で、外国人の家っぽい雰囲気です。古民家というよりも、アメリカ人が前に住んでいたのだろうと感じられ、コンクリート住宅を改装したような造りです。
※石窯ピザ酒場まるきの外観(おきぶらのかずなり様による提供)
とにかくピザがおいしいのですが、パスタも絶品です。あと、絶対に食べてほしいのが「究極のブロッコリー」です。ブロッコリーのアヒージョで、本当においしいです。残ったオイルをバケットにつけて食べると、もう止まらないですね(笑)
※石窯ピザ酒場まるきのピザ(おきぶらのかずなり様による提供)
※石窯ピザ酒場まるきのパスタ(おきぶらのかずなり様による提供)
しかも裏メニューで、「リゾットできますか?」と聞いてOKだったら、その残ったガーリックオイルでチーズリゾットを作ってくれるのです。これがまた最高で、お酒がどんどんと進みます。
※石窯ピザ酒場まるきのチーズリゾット(おきぶらのかずなり様による提供)
店内も落ち着いていて、ワインもおいしいです。価格は少し高めですが、食べて飲んで一人5,000円程度です。どんなに安くとも3,000円以上はかかると思います。でも、味と雰囲気を考えると納得の値段です。
ホテルの食事などでもいいですが、せっかく読谷村に来たなら、こういう地元の名店にも行ってほしいです。ただ、こちらは予約必須で、予約しないと入れません。
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「読谷村まつり」では無料なのに有名なアーティストがライブしてくれる
――読谷村に旅行する人向けに、事前に知っておくといい情報はありますか。
まず、「読谷村まつり」を知っておいてほしいです。毎年10月に開催されていて、今年(2025年)で第51回になります。
※読谷村まつり(おきぶらのかずなり様による提供)
前夜祭として、入場料は無料なのですが、なぜか毎年結構有名なアーティストを呼んでライブをやるのですよ。誰でも無料で観られるので、特に沖縄の音楽が好きな人におすすめです。地元の方も多く集まりますし、全体的に雰囲気が非常にいいです。
※読谷村まつりのライブを楽しんでいる様子(おきぶらのかずなり様による提供)
※読谷村まつりで見られる綺麗な花火(おきぶらのかずなり様による提供)
あと、旅行する人の中には地元の生活に溶け込みたい人もいると思いますが、村が運営する多目的ジムが意外と穴場です。
朝から夕方までやっていて、村民は1回200円、村外の人でも300円で利用可能です。キャンプ期間中は中日ドラゴンズの選手が筋トレする場所にもなっています。中日の選手のサインやユニフォームも飾ってあるので、野球ファンにはたまらないスポットだと思います。
もちろん、観光ついでに少し運動したい人にもおすすめです。
――読谷村に移住したい人向けに、注意点やアドバイスがあれば教えてください。
良くも悪くも、少し不便な場所とはいえるかもしれません。通勤先や仕事の拠点によっては移動時間が長くなることもあるので、多少覚悟しておいたほうがいいかと思います。
移動手段は主に車またはバイクで、どちらかは必須です。公共交通機関はあまり発達していないので、自家用車がないと少し不便かもしれません。
治安は県内でもわりといいほうだと思いますが、どこでも同じで少し変わった人はいます(笑)
――移住者が地元の人と馴染むのには時間がかかりますか。
僕はあまり深く関わっていないですが、仲良くなりたい人は青年会などの地域コミュニティに入るといいと思います。
ただ、ご高齢の方の中には外から来た人に対して少し距離を置くタイプの方もまだいらっしゃるかもしれません…。でも、今の若い世代の人たちは全然そんなことがないです。30代くらいの方々ならむしろオープンで、移住者も自然に溶け込めると思いますね。
――最後に、どんな人なら読谷村を楽しめると思いますか。
那覇のようなシティ感までは求めないけど、恩納村のようなリゾートすぎる場所も少し違うかなという人です。ちょうどいい中間を求める人にはぴったりです。
田舎の穏やかさがありつつも、海やカフェ、ホテルなどが充実していて、落ち着きと便利さのバランスが取れている村だと思います。
ちょうどいい雰囲気を求めているなら、観光で訪れる人も、移住を考える人も楽しめますよ。
かずなり様(おきぶら)様のインタビューは以上です。
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