穴場グルメ!A5ランクの石垣牛が手頃に食べられる隠れ家「牛の家」とは?最大の魅力は「生産から販売まで手がけるこだわり」

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※本記事の内容は、執筆時点における各ホテル・施設の公式ウェブサイト等の公表情報をもとに作成しております。実際のサービス内容・価格・営業状況等については、必ず各ホテル・施設に直接ご確認ください。ご利用・ご予約等はご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。

石垣島のグルメといえば、全国的にも名高いブランド牛「石垣牛」。中でもA5ランクという最高級のお肉をリーズナブルに味わえるのが、知る人ぞ知る隠れ家「牛の家(うしのや)」です。牧場を所有し、生産から販売まで一貫して行っているこだわりぶりで、脂の甘みやとろけるような柔らかさが格別とのこと。

そこで今回は、実際に訪れて魅力を教えてくれたインフルエンサー・かずなり様(おきぶら)に、「牛の家」での体験や石垣牛のおいしさなどを伺いました。お店の雰囲気や女将さんの人柄、予約方法なども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

今回インタビューにご協力くださった「かずなり様(おきぶら)」

おきぶら

夫婦が教える沖縄旅行とホテル・グルメ・観光情報サイト「おきぶら」を運営する、沖縄移住歴9年以上のインフルエンサー。沖縄をこよなく愛し、県内50件以上のホテルと500件以上の飲食店を巡り、その魅力をInstagramやWebで発信している。他では見つからない沖縄の魅力をお届けします。

※本記事は2025年8月28日時点での情報に基づいて執筆しております
※引用元の記載がない画像は、かずなり様(おきぶら)よりご提供いただいたものです

基本情報~牛の家~

所在地

沖縄県石垣市浜崎町2-3-10

最寄り駅

バスターミナルより徒歩10分
※前日までの予約制で営業しています

営業時間

11:00〜23:00

定休日

不定休

メニュー

・ある日の3,000円コース(飲み物別)
・ある日の4,000円コース
・石垣牛ローストビーフなど

お支払い方法

・現金
・クレジットカード
・PayPay
・スマホ決済・電子マネー

地図・マップ

 

公式サイト

https://foodplace.jp/ushinoya/

女将さんは「優しく穏やかで、とても元気な方」

――「牛の家」とは?

A5ランクの石垣牛や黒毛和牛が食べられる飲食店です。

――最初に店を知ったきっかけは?

初めてお店を知ったのは、3年ほど前に石垣市商工会からSNSセミナーの講師として依頼を受けたときです。そこに参加いただいていた「牛の家」の女将さんと出会ったのがきっかけです。

そのときにお店を訪れてお話を伺い、撮影用のお肉も試食させていただきました。今年の8月には、お客さんとしてプライベートで食事しに再訪しました。

――石垣空港からのアクセス方法は?

レンタカー、バス、タクシーで行きます。

お店の場所はホテルや飲食店が並ぶ730交差点から浜崎マリーナに向かう途中にあります。Googleマップなどの道案内がないと辿り着くのは難しいと思います。

一番の理由は、看板がないことです。Googleマップに外観の写真が掲載されていますが、昔あった蛍光色のテントのような看板がなくなりました。

牛の家※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

周りに目印になるようなものもないので、知っている人でも何となくで行くと迷うと思います。

――お店の雰囲気は?

田舎の地元にぽつんとあるような、おばちゃんが経営する居酒屋という感じです。

もともとはスナックの居抜きということもあり、昭和のレトロ感が漂います。

店内1※店内(おきぶらのかずなり様による提供)

店内2※店内(おきぶらのかずなり様による提供)

店内3※店内(おきぶらのかずなり様による提供)

初めての方や一人の方でも気にしなければ入りやすいと思います。

――客層は?

比率としては、観光客と地元の方は半々くらいだと思います。

お店の雰囲気からして、若い人よりも30代以降の方が多いのではないでしょうか。カップルよりもグループや家族の方が多いと思います。

僕が8月に行ったときは、観光客であろう4人家族と女性の韓国の方がお一人で来ていました。女将さん、その韓国の方に頑張って話していました(笑)

――女将さんはどんな人ですか?

優しく穏やかで、とても元気な方です。私のお母さんと似ているところがあって、非常に親近感があります。お孫さんもいらっしゃるみたいです※。
※Instagramに「孫のお世話のため臨時休業させていただきます」などの投稿あり

千葉県出身で、石垣でダイビングインストラクターの仕事をされていた中で旦那様と知り合い、そのまま移住されたそうです。旦那様が子牛から肥育牛の一貫経営の牧場を経営し、息子さん(長男)、従業員さんが日々頑張って良いお肉を育てているようです。

お店はもともと弁当屋としてスタートしたとお伺いしました。住宅購入時にこの店舗が併設されていたことがきっかけで営業を始められたそうですが、当初はなかなか軌道に乗らず、コロナの影響もあって弁当が主な収入源となっていたとのことです。約5年ほどその状況が続いていたそうです。

おすすめメニューは「部位を食べ比べできるカットステーキ」

――どんなメニューがありますか?

そもそもお店にメニュー(表)がないです。

今は完全予約制になっていて、お客さん側から予算と人数を伝えて予約します。たとえば、「2名で10,000円で」「2名で20,000円で」という風に伝えます。そうすると、予算に合わせた料理を出してくれます。サラダやお肉の肉の食べ比べ、ガーリックチャーハン、ときどき家庭料理など、種類豊富なお肉を使った料理が提供されます。

石垣牛のヒレやサーロインを食べたい方は10,000円。そこにリブロースをプラスしたい方は15,000円。経産牛と石垣牛のヒレ、サーロイン、リブロースの食べ比べをしたい方は20,000円。金額が上がれば、お肉の質が上がります。

お手頃に食べたい方は、経産牛がオススメです!脂身も少なく胃もたれせず、さっぱりたくさん食べられます。

――おすすめメニューは?

JA石垣牛とJA石垣黒毛和牛のそれぞれの部位を食べ比べできるカットステーキです。

カットステーキ※カットステーキ(おきぶらのかずなり様による提供)

カットステーキ②※カットステーキ(おきぶらのかずなり様による提供)

メニュー※カットステーキなど(おきぶらのかずなり様による提供)

少しややこしい話になるのですが、まず日本全国のブランド牛の多くが属しているのが黒毛和牛です。その中でも石垣で育てられた、JAが定める様々な条件を満たした子どもを産んだことのない牛が「石垣牛」と呼ばれています。

そして、その石垣牛を産んだお母さん牛、いわゆる経産牛のことを「石垣黒毛和牛」と言います。スーパーなどで「石垣産黒毛和牛」と書いてあったら、そのお肉は経産牛です。日本人は「黒毛和牛」と言われたほうが聞き慣れていますよね。

お店では予算に合わせて、これらのお肉を食べ比べできます。わさびや醬油、塩などで食べるスタイルです。

――他におすすめメニューはありますか?

石垣牛のマルチョウや経産牛のレバーもおいしかったです。

石垣牛のマルチョウは初めて食べましたが、ホルモンの中でも食べやすく、甘みもあって口の中で溶けました。お酒が進む一品です。

レバーは塩でいただきましたが、ほとんど臭みがなく、鮮度のよさがよく分かります。

レバー※レバー(おきぶらのかずなり様による提供)

石垣牛のテールを使ったお豆腐料理や、石垣牛と茄子の煮びたしみたいな冷たい料理もとてもおいしかったです。

ただ、今回はサービスで出していただいたもので、お店に余裕があるとき、リクエストがあったときに提供しているそうです。難しい場合もあるので、そちらはご理解ください。

豆腐料理※石垣牛のテールを使ったお豆腐料理(おきぶらのかずなり様による提供)

茄子煮びたし※石垣牛と茄子の煮びたしみたいな冷たい料理(おきぶらのかずなり様による提供)

8月に伺った際は商工会のご担当の方とそのご家族も一緒だったのですが、子どもには石垣牛のハンバーグを使ったお子様ランチも出していただきました。

お子様ランチ※石垣牛のハンバーグを使ったお子様ランチ(おきぶらのかずなり様による提供)

また、最後の締めの料理が石垣牛がのったガーリックライスでしたが、あまりの量で食べきれず、そのご一緒した商工会の方はご家族用にタッパーに詰めてもらい、持ち帰りしていました(笑)

ガーリックライス※石垣牛がのったガーリックライス(おきぶらのかずなり様による提供)

その日は一人5,000円の予算で作っていただいたのですが、他のお店では5,000円でここまでいろいろな部位は食べられないと思いますし、学生飯かと思うくらい量も凄かったです(笑)

ちなみに、その日テイクアウト用のお弁当を見せていただきました。石垣牛のガーリックライスとローストビーフ丼です。かなりボリュームがあるのに、価格は2,000円(税込)です。

――お肉以外のメニューはありますか?

前菜のサラダにも石垣牛のローストビーフがのっていました。

サラダ※石垣牛のローストビーフ(おきぶらのかずなり様による提供)

女将さんに聞いてみたところ、牛肉が食べられない方やビーガンの方、糖質制限中の方、離乳食など、予約時に相談いただければ合わせて用意できるそうです!

――お酒は提供されているのですか?

はい、あります。

ビールとソフトドリンクは冷蔵庫にあるものを自分で取るスタイルです。サワーや泡盛は女将さんが作ってくれる場合もあるし、自分で作ってもいいと思います。女将さんは基本的にワンオペで忙しそうで、ご家族の方がたまに手伝っているみたいです。

――何か注意点はありますか?

必ず前日までに予約しましょう。空いていれば、ランチもディナーも対応してくれます。テイクアウトも可能なので、ホテルで過ごしたい人にもおすすめです。

最大の魅力は「石垣牛への深い愛情と専門知識」

――魅力・おすすめポイントは?

最大の魅力は、石垣牛への深い愛情と専門知識です。

牧場を所有し、生産から販売まで一貫して行っているので、お肉に関する知識や品質へのこだわりは他と桁違いだと思います。

それこそ先ほどの石垣牛と石垣黒毛和牛の違いも女将さんから教えてもらいました。

女将さんの手が空いているとき、石垣牛や部位の違いなどを知りたい人はいろいろと聞いてみると勉強になると思います。

――他の魅力・おすすめポイントは?

「石垣牛を多くの人に食べてほしい」という女将さんの想いからか、本当にリーズナブルです。

たとえば、5,000円のコースでも、その量と質の高さには驚きました。ホテルのレストランで食べれば、間違いなく倍以上の値段になると思います。

素材そのものにも自信があって、もちろん純粋に味がおいしいです。また、素材のよさを楽しんでほしいという女将さんのこだわりで、まずは塩で食べることをおすすめされます。特にA5の石垣牛は、脂の甘みととろけるような柔らかさが格別です。

もう一つの魅力として、様々な部位を食べ比べできることです。若い牛だけでなく、出産を経験した経産牛も味わえます。経産牛は脂身が少なく、カルビよりもハラミのような、さっぱりとしたお肉が好きな方にもおすすめです。

ちなみに8月に訪れた際は、あまりにも量が多く、本当に申し訳ないのですが、人生で初めてあんなにいいお肉を残してしまいました…(悲)

――どんな人におすすめですか?

まずは石垣牛を食べたい人です。やはり牧場から一貫してやっているので信頼もできますよね。

あと、帰ってくる地元感や実家感を楽しみたい人にも行ってほしいです。女将さんと話すのも楽しみに行く人が増えればいいなと思います。若い人よりは30~40代以降の方々により心に残ると思います。

印象的なエピソードは「石垣牛が入っていないお弁当」

――印象的なエピソードは?

それこそ3年ほど前に初めてお会いしたときの話です。

女将さんは当時お昼はお弁当、夜はお店と忙しい生活の中で、売上を上げるために力を入れていたのがお弁当とのことでした。

てっきり石垣牛を使ったお弁当かと思いきや、石垣牛は一切入っていないという答えが返ってきました…(笑)聞けば、沖縄のよくある普通のお弁当を、600円(5個以上)ほどで販売していたようです。

この話を聞いて、思わず笑ってしまいました…(笑)「こんなにストーリーがあって、すばらしい石垣牛を扱っているのに…!」と居ても立ってもいられなくなり、「あなたは石垣牛を広めるべき人です。インスタグラムなどで、もっと発信していきましょう」と微力ながらSNSのお手伝いをすることを申し出ました。

――地元のメディアなどには取り上げられていますか?

いえ、お店はまったく聞かないです。むしろ牧場のほうが注目されていると思います。

僕のインスタグラムでも動画を載せようと思い、先月行ったときに撮ってきたので、後日公開しようと思っています。

ただ、女将さんは恥ずかしがり屋なので、料理の写真ばかりですけど…(笑)

――初めて行く人が知っておいたほうがいいことは?

まずは予約で、インスタグラムのDMから連絡してあげてください。女将さん、基本的にワンオペなので、電話が取れない可能性もありますので。

あと、できるだけ早めに予約してあげてください。女将さんは「前日までに連絡してくれればいいよ」と言っていました。今のところ、予約は取りやすいと思います。

ただ、沖縄によくあることですが、ピンポイントでこの日だけ混むことがよくあり、日によっては予約を取れないこともあります。だからこそ、早めに予約したほうがいいと思います。

石垣島に行くなら「石垣やいま村」もおすすめ

――最後になりますが、石垣島ではどんな風に巡る・過ごす方が多いですか?

基本的に石垣島に3~4泊の連泊して、石垣島で最初から最後まで過ごす人が大半だと思います。

ただ、新婚旅行で来る方は本土に行って、石垣島、宮古島を巡る人もいると思います。社長さんでゴルフ巡りをする方は石垣島に行って、本土も行くようなはしごする方もいらっしゃると思います。

――石垣島の魅力・おすすめポイントは?

観光する方はいろいろな場所へ行ってほしいです。石垣島は海だけではなく山もあるので、まずは石垣島の自然を楽しんでほしいです。

あと、「石垣やいま村」にも行ってほしいです。古民家やヤシの木の道、フクギ並木の道など、昔ながらの石垣を感じられます。展望台もあったり、水牛やリスザルなどもいて、ちょっとした動物園のような雰囲気です。

やいま村入口※やいま村の入口(おきぶらのかずなり様による提供)

リスザル※やいま村のリスザル(おきぶらのかずなり様による提供)

水牛※やいま村の水牛(おきぶらのかずなり様による提供)

カンムリワシ※やいま村のカンムリワシ(おきぶらのかずなり様による提供)

マングローブ※やいま村のマングローブ(おきぶらのかずなり様による提供)

アンパル塔※やいま村のアンパル塔(おきぶらのかずなり様による提供)

景色※やいま村からの景色(おきぶらのかずなり様による提供)

道草※やいま村の道や草木など(おきぶらのかずなり様による提供)

「牛の家」はフェリーターミナルからも比較的近いので、竹富島や由布島で水牛などの観光を楽しみ、帰りの船から直接お店に寄るのもいいと思います。

中心街からは少し離れたところにあって、知る人ぞ知る、安くておいしい石垣牛が食べられる、このお店が本当に好きです。中心街のお店は観光客価格になっていることもありますので。

隠れ家で雑多な雰囲気が好きな人は、僕以外にも絶対にいると思いますよ。

かずなり様(おきぶら)様のインタビューは以上です。
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