【移住者が語る】沖縄・国際通りでせんべろを楽しめるおすすめ居酒屋4選!楽しみ方や注意点なども紹介

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※本記事の内容は、執筆時点における各ホテル・施設の公式ウェブサイト等の公表情報をもとに作成しております。実際のサービス内容・価格・営業状況等については、必ず各ホテル・施設に直接ご確認ください。ご利用・ご予約等はご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。

沖縄のグルメやショッピングなどが楽しめる、沖縄を代表する観光スポット・国際通り。昼間はお土産などを求める観光客や買い物客で賑わい、夜になると提灯の明かりや人の声でさらに活気づきます。

そんな国際通りの夜に、かずなり様(おきぶら)が「ぜひ楽しんでほしい」と語るのがせんべろ。主に1,000円前後でお酒やおつまみを楽しめる気軽な飲み方で、地元の人にも観光客にも親しまれています。

そこで今回は、これまで20~30回ほど国際通りでせんべろを体験してきたかずなり様に、その魅力やおすすめの居酒屋などを伺いました。せんべろの楽しみ方や注意点なども紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

今回インタビューにご協力くださった「かずなり様(おきぶら)」

おきぶら

夫婦が教える沖縄旅行とホテル・グルメ・観光情報サイト「おきぶら」を運営する、沖縄移住歴9年以上のインフルエンサー。沖縄をこよなく愛し、県内50件以上のホテルと500件以上の飲食店を巡り、その魅力をInstagramやWebで発信している。他では見つからない沖縄の魅力をお届けします。

※本記事は2025年9月18日時点での情報に基づいて執筆しております
※引用元の記載がない画像は、かずなり様(おきぶら)よりご提供いただいたものです

昭和な雰囲気がたまらない!お店がずらっと並ぶ「せんべろ横丁」

――国際通りにはどんな人が多いですか?

老若男女、それぞれの世代でたくさんいます。毎年本土から来た修学旅行生もいっぱいです。

最近は特にインバウンド(訪日外国人観光客)が増えていて、日本人よりもインバウンドのほうが多いかもしれません。その中でもアジア系の方が目立っていて、那覇空港の出入国情報などを見ると分かりやすいと思いますが、やはり台湾人や韓国人が多いかと思います。
※参考:訪日ラボ

国際通り※国際通り(おきぶらのかずなり様による提供)

――せんべろを楽しもうと思ったきっかけは?

はっきりとしたきっかけは覚えていません。

ただ、家族や友人、知人で夜に集まり、何かお酒を飲んで食べようかとなると、せんべろを使うことが多いです。また、沖縄で何でもある場所といったら国際通りですから、自然と足を運ぶようになりました。

このお店に行きたいというよりは、みんなで楽しい時間を過ごす目的で、せんべろすることが多いです。最低でも3軒はハシゴしますね(笑)

――国際通りでせんべろする魅力は?

まず、コストパフォーマンスがいいことです。

金額や内容はお店によって違いますが、せんべろのシステムは基本的に1,000円でドリンク3杯+フード1品です。席・チャージ料というシステムではありません。

お店によってはフードがどれでも頼めるわけではなく、限られた中から1つ選ぶ場合もあります。追加料金を払ってフードを頼む、といった楽しみ方もありますね。

もう一つの魅力は、隣の席の方とのコミュニケーションが楽しめることです。隣の席の方がオリオンTシャツ着てたら観光客の方だなと一発で分かるので、「どこから来たんですか?」から会話が始まります(笑)

――おすすめポイントは?

国際通りから少し歩いた先になりますが、「沖縄の台所」といわれている牧志公設市場という、昔ながらの市場が入っている建物の裏手に「せんべろ横丁」があります。沖縄に来るなら、ぜひ行ってほしい場所です。

せんべろ横丁引用:公設市場裏せんべろ横丁マップ

こちらにせんべろのお店がずらっと並んでいるので、「1軒目ここで飲んだら、2軒目隣でまた飲んで…」といった楽しみ方ができます。

治安が悪いわけではないですが、女性1人や子ども連れはあまりいないです(笑)国際通り周辺で仕事をしているサラリーマンが退勤後に来たり、夫婦やカップル、友人同士グループの客層が多いかと思います。

また、0次会で利用する人も多いです。集合時間の1時間前に着いたから、みんなが揃うまでここで飲んでいる、といった使い方をしている人もいます。

――特にどんな点が魅力ですか?

昭和から平成初期を過ごされた方々には、たまらない雰囲気だと思います(笑)建物が若干傾いているような、リアルな昭和を楽しめます。

基本的に屋外なので夏は少し暑いですが、ちょっと汗をかきながらも、この雰囲気の中で飲むお酒やあてとなるおつまみを食べるのがたまりません…!

せんべろとはいっても1杯だけビール、2杯目以降はコーラやジンジャーエールなど、ソフトドリンクでも充分楽しめますよ。僕も年々お酒が弱くなっていますが、お酒が飲めない方にもおすすめできますね。

お昼から営業している場合もあるので、お昼から飲み歩きたい人とかはすごく魅力的だと思います。

――混雑具合は?

早い時間(17時頃)は空いていますが、18時~21時になってくると、人通りは増えてきます。

せんべろ横丁は1本通りというわけではなく、道が交差していて、そこまで広くありません。特に週末は、人が右往左往していて混んでいるように感じます。

せんべろのお店が並んでいる場所から1ブロック外れると、まだ先にもせんべろがあったり、普通の飲食店が並んでいます。

また、昼飲みされている方もいますし、沖縄あるあるですが、朝から飲んでいる人もいます(笑)

季節にかかわらず、人通りは夏でも冬でも多いですが、イベントはほとんどやっていません。

国際通りでのせんべろにおすすめしたい居酒屋4選

  • ・米仙
  • ・大衆キッチンたまや
  • ・輪屋
  • ・大衆串揚酒場 足立屋

――国際通りでせんべろを楽しみたい人向けにおすすめしたい居酒屋は?

まず、おすすめしたいのが「米仙(こめせん)」で、お寿司が提供されている居酒屋です。

米仙※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

料理は海鮮や石垣牛の握りがおすすめで、石垣牛の握りは必ずといってもいいほど頼みます。

石垣牛の握り1※石垣牛の握り(おきぶらのかずなり様による提供)

石垣牛の握り2※石垣牛の握り(おきぶらのかずなり様による提供)

他には、升にのった刺し盛りもいつも注文しています。ぶつ切りのお刺身を醤油にぽんぽんとつけて食べ、それをあてにわいわいとお酒を飲んでいます。

升に乗った海鮮※升にのった刺し盛り(おきぶらのかずなり様による提供)

せんべろの料金はたしか1,100円程度で、ドリンクも充実しているので、とにかくお酒を飲みたい人にもおすすめです。妻はサワー系からハイボールまで、いろいろと楽しんでいました。

店内はほぼ調理場で、客席は店内にもありますが、ほとんど屋外です。なので、夏は少し暑いかもしれません。ただ、せんべろのお店に多く見られる店のレイアウトですね。

米仙屋外※屋外のテーブル席など(おきぶらのかずなり様による提供)

客層はカップルやグループも見ますし、男女関わらず、一人飲みされている方もたまにいます。地元の方もいらっしゃいますし、観光や出張で来られる方も多いのではないでしょうか。

基本情報~米仙~

住所

沖縄県那覇市松尾2-10-20

最寄り駅

牧志駅より徒歩8分

営業時間

【月・火・木】
17:30~23:00

【金・土・日】
17:30~00:00

定休日

水曜日

地図・マップ

 

公式サイト
(食べログ)

https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47024441/

――他におすすめしたい居酒屋は?

同じエリアでいうと、「大衆キッチンたまや」もおすすめです。

たまや看板※看板(おきぶらのかずなり様による提供)

店内にはテーブルとカウンター席があるので、涼しい場所で飲みたいときに行きます。週末は人が多く、席が空いていたらラッキーです。他のお店よりも清潔感があるので、女性客が比較的多いかもしれません。

たまや外観※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

せんべろの料金は1,500円で、ドリンク4杯とフード1品です。

メニュー※せんべろなどのメニュー(おきぶらのかずなり様による提供)

料理は本当に何でもおいしいです。定番の沖縄料理もあれば、創作っぽい料理もあります。特にちりめん山椒クリームチーズという料理が印象的で、山椒のぴりっとした辛さが効いていて、パンにつけて食べるのもおいしかったです。

あと、ラフテー(豚の角煮)や、ねぎまみれ牛タンたたきもおいしかったです。たたきはせんべろのセットメニューではなく、単品で頼まないといけないのですが、たしか620円程度だったと思います。

ラフテー※ラフテー(豚の角煮)(おきぶらのかずなり様による提供)

牛タン※ねぎまみれ牛タンたたき(おきぶらのかずなり様による提供)

でも、正直せんべろで何がおいしいかはどうでもよくて、せんべろの雰囲気を楽しむほうが大事かもしれないです。

基本情報~大衆キッチンたまや~

住所

沖縄県那覇市松尾2-11-1 牧志中央マーケットビル1F

最寄り駅

牧志駅より徒歩9分

営業時間

17:00~00:00
(L.O. 料理23:00/ドリンク23:30)

定休日

なし

地図・マップ

 

公式サイト
(食べログ)

https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47031024/

――他にもありますか?

3軒目は「輪屋(わや)」で、おでんのお店です。

輪屋外観※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

僕らは最後にさっぱりとしたくて、いつもせんべろの最後に行きます。輪屋は1,100円で、ドリンク2杯とおでんのおまかせ2品がついてきます。

おでん※おでんとドリンク(おきぶらのかずなり様による提供)

メニュー※メニュー表(おきぶらのかずなり様による提供)

オリオンビールのケースに板をくっつけているテーブルが好きです(笑)食べログには「立ち飲み」と書いてありますが、普通に座れる席もあります。

テーブル※オリオンビールのケースでできたテーブル席(おきぶらのかずなり様による提供)

基本情報~輪屋~

住所

沖縄県那覇市牧志3-3-1 パラソル通り

最寄り駅

牧志駅より徒歩9分

営業時間

17:00~00:00
(L.O. 料理23:00/ドリンク23:30)

定休日

火曜日

地図・マップ

 

公式サイト
(食べログ)

https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47031024/

――他にもありますか?

最後は「大衆串揚酒場 足立屋(あだちや)」で、このエリアの中では有名です。

足立屋看板※看板(おきぶらのかずなり様による提供)

いつも人が多いので、すぐに入れたらラッキーです。お店の位置がちょうどアーケードの十字路の角にあり、いつも人通りが多く、満席なことも多いのでなかなか入れません。

外観※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

僕が初めて沖縄に来たとき、ゲストハウスに泊まっていたので、そこの人たちと飲みに行くとなると、必ず足立屋でした。

料理はどて煮が印象的です。串揚げ料理がメインで、もちろん串揚げや焼き鳥などもおいしいです。メニューも豊富で、全メニューは間違いなく食べられないです(笑)

串カツ※どて煮や串カツなど(おきぶらのかずなり様による提供)

雰囲気は昭和にタイムスリップしたような感じで、ほとんど塗装されていない壁や床なども印象的です。沖縄でディープな体験をしたい人にはおすすめです。

外観※外観(おきぶらのかずなり様による提供)

千べろ※「千ベロ」と貼られた壁(おきぶらのかずなり様による提供)

外には立ち飲みできるカウンターやテーブルがあり、店内にはコの字型のカウンターで座ることもできます。

カウンター席※屋外のカウンター席(おきぶらのかずなり様による提供)

楽しむ様子※屋外のテーブル(おきぶらのかずなり様による提供)

個性的な女将さんがいるわけではありませんが、あだちやの店員さんはすごく元気です(笑)

おきぶらさん※お酒を楽しんでいる様子(おきぶらのかずなり様による提供)

基本情報~大衆串揚酒場 足立屋~

住所

沖縄県那覇市松尾2-10-20 1F

最寄り駅

牧志駅より徒歩6分

営業時間

10:00~21:00

定休日

日曜日

地図・マップ

 

公式サイト
(食べログ)

https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47014934/

飲み食いだけじゃない!お店ごとに異なるせんべろコインも遊び心があって楽しい

――観光客におすすめしたい国際通りでのせんべろの楽しみ方は?

先ほどお伝えした通り、基本的に1,000円前後でドリンクが3杯飲めるのですが、最初に3杯とも同時に出てくるわけではないです。順番に注文する流れで、もちろん店員さんが「このお客さん、あと何杯」と把握しているわけでもないです。

最初のドリンクがきたときに、残り2杯分のせんべろコインが渡されます。このコイン1枚と交換して、ドリンク1杯を注文するのです。

お店によっては、これが麻雀牌だったり、レゴみたいなブロックだったりします。新しいせんべろのお店に行くときは、「ここは何のせんべろコインだろう?」とワクワクします。「米仙」は絶対に偽物なのですが、ビットコインのチップで、「たまや」はおはじきでした。

輪屋のコイン※輪屋のせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

米仙のコイン※米仙のせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

たまやのコイン※大衆キッチンたまやのせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

あだちやのコイン※足立屋のせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

他のお店のコイン※違うお店のせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

他のお店のコイン※違うお店のせんべろコイン(おきぶらのかずなり様による提供)

このように、そういうお店の遊び心も楽しむポイントです。ちょっとしたアトラクション感というか、食のテーマパークのような面白さがあります。

あと、せんべろならではの楽しみ方といえば、やはり2~3軒とハシゴして楽しむことです。

来月フォロワーさんとせんべろに行く予定がありますが、積もる話が多いときは話の第1章はこのお店、第2章は次のお店でといった飲み歩き方をします。このお店もおいしいけど、味を変えたいときや他の料理も食べたいときに、お店を変えることもあります。逆に雰囲気もよくて、味もおいしいときは追いせんべろしますね。

金額も1,000円、1,500円と明確なので、気兼ねなく行きやすいと思います。

――ぼったくりのお店はありますか?

いえ、本当に聞いたことがないです。

せんべろ横丁の雰囲気はアングラ感がありますが、味はどこもおいしいですし、健全なお店ばかりです。逆に、国際通りのメインどころのお店のほうが「この価格で、この味…?」といった噂を聞くこともあります。

特にお店などを決めていなくて、楽しく過ごしたいのが目的なら、せんべろは安全で本当におすすめです。

――コロナ禍での国際通りはどうでしたか?

詳しい事情は分からないですが、相当大変だったと思います。

営業時間の短縮などにより、お店が閉店したケースもあり、コロナの影響は大きかったのでしょう。国際通り全体でいうと、コロナ禍は半分くらいのお店が閉店していて、ほとんどシャッター街でした。コロナ前と現在の国際通りのお店の並びはまったく異なりますからね。

おしゃれはNG⁉汚れてもいい普段着で行くのがおすすめ

――国際通りでせんべろを楽しむうえで、知っておいたほうがいいことはありますか?

とにかく早めに行くことがおすすめです。

お店側からすると回転数が大事らしく、基本的に予約も取らないお店が大半です。好きなお店に行くためには、やはり早い時間に行くのがいいですね。

――注意したほうがいいことは?

喫煙可能なお店がちらほらあるので、煙草が苦手な方は気をつけたほうがいいです。今回紹介したお店の多くは喫煙可能だったかと思います。たしか灰皿もテーブルの上に置かれていました。

あと、キャッシュレス対応していないお店がほとんどです。沖縄旅行全般に当てはまりますが、せんべろを楽しむなら、千円札をたくさん用意していたほうがいいです。沖縄県内もだいぶキャッシュレス化が進みましたが、せんべろ横丁だと現金だったり、沖縄そばのお店だと食券制だったりと、お店によってはまだまだ現金のみなので…。

最後に、国際通りのせんべろではおしゃれしてきたらダメです(笑)昔ながらのレトロな雰囲気なので、おしゃれしたら浮いてしまいます。夏場や10月頃までは蒸し暑いので、汗かきます。仕事終わりの格好とか、マリンアクティビティ後の汗をかいてもいいような服で行くことをおすすめします。

ものすごく汚れるわけではありませんが、国際通りでせんべろを楽しみたいなら汚れてもいいような普段着で行くのがおすすめです。

かずなり様(おきぶら)様のインタビューは以上です。
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